『ひがしやま酒楽』を経営しているのは、昭和26年から続く酒屋の『酒の井なみ屋』。金沢の老舗酒造メーカー中村酒造に勤務していた初代井波豊男が独立して酒屋を開業したのが始まりです。店を構えたのは北陸随一の繁華街の片町。この街の飲食店に酒を卸す業務用中心の酒屋としてスタートしました。
店のキャッチフレーズは「世界のお酒」。創業当時、輸入酒の価格は非常に高く、取扱う酒屋は非常に少なかったので、他店と差別化をはかるために「世界のお酒」の品ぞろえをセールスポイントにしたそうです。日本人の所得の上昇に伴って海外の酒に対する関心は高まり、『酒の井なみ屋』は「世界のお酒」についての情報発信基地として頼られる存在になっていったのです。
2009年から、井波成英氏が三代目社長に就任。「パワフルNo.1酒屋」が新たなキャッチフレーズとして加わりました。そこには、業務用酒類卸として飲食店を協力にバックアップしていくという思いが込められています。
ひがし茶屋街に石川県のお酒を販売する『ひがしやま酒楽』を出店したのは2014年。きっかけは、金箔工芸で有名な、また金沢の町おこしにも熱心な株式会社箔一の浅野達也社長に観光産業振興の観点から出店を勧められたことだそうです。
『ひがしやま酒楽』の特徴の一つは何といっても品ぞろえの豊富さでしょう。石川県には、1000を超える種類の日本酒があると言われています。店内には、そうした中から井波社長やスタッフが試飲して選んだ約120種の日本酒が並んでいます。そのうち半数以上が季節の酒や限定製品。だから、店の商品は頻繁に入れ替わり。何度行っても新しい酒に出会えるわけです。
当初は、日本酒だけを扱っていましたが、石川県では、それ以外にも多様な酒が造られています。そこで現在は、梅酒、ビール、ワイン、焼酎も扱うようになりました。近いうちにジンとウィスキーも加わる予定です。
二つ目の特徴は、店内でお酒を楽しめることです。立ち飲みコーナーと、ゆったりと飲める町屋づくりの座敷があります。お土産を選ぶための味見、お酒の飲み比べ、スタッフとのおしゃべりなど、様々な楽しみ方ができます。また、石川県産のおつまみ類も揃っています。
そして3つ目は、オリジナルの日本酒の販売。酒造メーカーでの試飲で、特に気に入りタンクごと購入してたもの、信頼している蔵にスペックを伝えてつくったものをオリジナルとして販売しています。言い換えれば、タンクごと欲しいと思うほど、惚れ込んだお酒というわけです。現在のラインナップは清酒7種類、焼酎2種類、梅酒2種類。辛口、旨口、コク、バランス、のど越し等、それぞれの味が被らないように、また、いろいろなお客の口に合うようにバリエーションを増やしているそうです。
日本酒に対する知識を広げたり、楽しさやおいしさを伝えるために利き酒大会、季節限定日本酒コンテストなど様々なイベントも開催しています。
パワフルNo.1酒屋の守備範囲は、飲食店のサポートから、石川県の酒造メーカーのサポートにまで広がりつつあるようです。
取扱商品
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加賀龍 純米大吟醸 720ml
通常価格 ¥3,300 JPY通常価格単価 あたり -
加賀獅子 純米吟醸 720ml
通常価格 ¥2,860 JPY通常価格単価 あたり -
聖賢 純米大吟醸 720ml
通常価格 ¥3,740 JPY通常価格単価 あたり -
九献 純米大吟醸 720ml
通常価格 ¥3,080 JPY通常価格単価 あたり
アクセス
- 店舗名
- ひがしやま酒楽
- 住所
- 〒920-0831 石川県金沢市東山1-25-5
- 電話番号
- 076-251-1139
- 営業時間
- グーグルサイトでご確認ください
https://higashiyamasyuraku.business.site/
- 定休日
- グーグルサイトでご確認ください
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