PROFILE
プロフィール
槻岡果加梨さん(以下:かがりさん)は、金沢を拠点に全国で活躍している書道家です。書道とひとことで言っても、手本を見てその通りに書く『臨書』をはじめいくつかある中で、まるで絵でも描くように文字のカタチや配置を自由にアレンジして、伝えたいテーマを表現する槻岡さんは「創作書道」の分野で活躍する書家アーティストです。
得意とするのは、これまで出会った「人」「物」「事」「教え」「学び」「感じたこと」などをすべて経験と捉えて創作した「詩」を文字にすること。墨の濃淡で描いたかがりさん独特の文字によって、言葉はリズムをもち、まるで生きているように見た人の心に入りこみ捉えていきます。そして、ファンの人たちから「かがりうた」と名付けられました。
詩を書にした「かがりうた」の他に、漢字などを書にした「墨文字アート」も手掛けています。
かがりさんが書の世界に入ったのは6歳。高校1年生の時には、早くも最高段位の8段を取得し、書道教室の先生のアシスタントとして子供たちに書道を教えるようになったそうです。書を極めていくうちに、いつしか創作書道家になりたいという夢が膨らんでいきました。社会人になっても、その夢を諦めきれず、会社を辞め、創作書道家への道を歩み始めました。
2001年に初個展を開催。新人ながら入場料を強気の1000円に設定すると、二日間で200人もの客が入り、世間を驚かせました。以来、東京、大阪、名古屋、石川、富山、新潟、パリ、全国、海外などで40回以上の個展や展示会を開催したり参加したりしています。現在では、企業や外郭団体などなどからロゴ、理念、題字、店名など様々な依頼が寄せられています。
筆をもって紙に向かう時は、集中力が高まり、ある意味、無の世界に入るそうです。それは宗教の修行と同じような感覚なのでしょう。やがてかがりさんは富士、白山、立山の3大霊峰の魅力に惹かれていきました。地元金沢では霊峰白山開山1300年記念の題字の制作を担当し、北陸朝日放送の特別番組「白山の四季」にも出演しました。
現在は、龍書家アーティストと名乗っています。ちなみに古代中国では龍はすべての生き物の創造主と考えられていました。また、五龍神は、万物は木・火・金・水・土の5元素で成り立っているという五行思想のそれぞれの役割を担っています。このように龍は世界を語る上で欠かせない特別な存在です。
かがりさんは、森羅万象、宇宙、天地、それらが内なる魂と繋がった瞬間に現れる「五感の向こう」の墨象(前衛書道)世界観を、「それぞれに住まう龍」として表現しています。新しいテーマはかがりさんの新たな可能性を引き出し、突き抜けたアートの制作につながっています。
略歴
- 2001
- 初個展
- 2005
- 作品集「しろ」全国へ刊行
- 2011
- アップル社Apple Storeより電子ブックアプリ作品集を世界へ刊行
- 2012
- アート書道の格言書道教室 開始
- 2013-14
- ミスユニバースジャパン富山大会BC(ビューティー・キャンプ)講師
- 2017
- 日本三大霊峰白山1300年記念タイトル揮毫
- 2014
- 北陸朝日放送 特別番組「白山の四季」揮毫・出演
- 2015
- NHK金沢放送局キャッチコピー揮毫
- 2016
- ミスユニバースジャパン石川大会BC講師
- 2018
- 玉蓮山真成寺500年祭染筆奉納
- 2019
- 阪急大阪梅田個展&ワークショップ開催
- 2019
- France Paris展示会参加
- 2021
- 東京銀座展示会参加
- 2022
- 名古屋三越栄展示会参加
ARTWORK
作品
-
あいてが想っていること
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